「運動は苦手だけど、体は動かしたい」
「最近なんだか肩がこってきた…」
そんな方にこそおすすめなのが、自宅でできる簡単ストレッチです。特別な道具も服装もいらず、1日数分だけでも体が軽くなり、気分もスッキリします。
今回は、運動が苦手な方でも続けやすい“やさしいストレッチ”を3つご紹介します。
1. 首・肩まわりのストレッチ(デスクワークの方におすすめ)
長時間のパソコン作業やスマホの使用で、首や肩がガチガチになっていませんか?
このストレッチは座ったままでOK。以下の手順で行いましょう。
やり方:
-
背筋を伸ばして椅子に座る
-
首を右に倒し、右手で軽く頭を支える
-
左の肩が上がらないように意識して、20秒キープ
-
ゆっくり戻して反対側も同様に
ポイントは「痛気持ちいい」程度で止めること。呼吸を止めずに、ゆっくり行うのがコツです。左右1〜2回ずつでOKですが、毎日続けることで肩こりが軽減されます。
2. 背中と腰のリセットストレッチ(疲労感のリフレッシュに)
デスクワークや立ち仕事が続くと、背中から腰にかけての疲れがたまりがちです。
そんなときにおすすめなのが、前屈を使った簡単なリセットストレッチ。
やり方:
-
足を肩幅に開いて立つ
-
ゆっくりと息を吐きながら上半身を前に倒す
-
手を床に近づける(つかなくてもOK)
-
そのまま20〜30秒、力を抜いてリラックス
膝は軽く曲げてもOKです。無理に伸ばすよりも、「重力に任せてぶら下がる」イメージで行うと効果的です。血流が良くなり、腰回りがじんわりと温まります。
3. 寝る前の全身ストレッチ(睡眠の質アップにも)
一日の終わりに体をゆるめることで、自律神経が整い、ぐっすり眠れるようになります。
ベッドの上でできる、全身を優しく伸ばすストレッチです。
やり方:
-
仰向けになり、両手を頭の上で組む
-
足先も思いっきり遠くに伸ばす
-
手と足で“体を引っ張り合う”ように全身を伸ばす
-
5秒キープ→脱力を3回繰り返す
筋肉をぎゅっと収縮させたあと脱力することで、深いリラックス状態が生まれます。
ストレッチ中に深くゆっくりと呼吸をすることで、副交感神経が優位になり、睡眠の質の向上にもつながります。
◎ 運動嫌いでも、少しのストレッチで心と体が変わる
ストレッチは、筋トレや有酸素運動のようにハードではありません。
それでも、血流改善、柔軟性アップ、疲労回復、自律神経の安定など、健康に大きなメリットがあります。
「今日は1つだけやってみよう」「朝起きたら1分だけ伸ばしてみよう」
そのくらいの気持ちで大丈夫です。少しの積み重ねが、体調や気分に大きな違いをもたらします。
運動が苦手でも、ストレッチなら続けられる。
そんな小さな第一歩から、あなたの健康習慣を始めてみませんか?