スマートフォンは現代人にとって欠かせないツールですが、気づけば何時間も触っていた…という経験は誰にでもあるのではないでしょうか?
SNS、動画、ゲーム、ニュースアプリなど、スマホの中には私たちの注意を引く仕掛けがたくさんあります。便利である反面、「気が散る」「眠れない」「目が疲れる」といったマイナス面も増えています。
そこで今回は、誰でもすぐに実践できる「デジタルデトックス術」を3つご紹介します。
1. スマホの通知をオフにする
通知機能はとても便利ですが、実はこれが集中力を奪う最大の原因でもあります。LINEやInstagram、ニュースアプリなどの通知が鳴るたびにスマホを手に取り、つい他のアプリも開いてしまう…という流れは、よくあるパターンです。
まずは「本当に必要な通知」だけを残し、それ以外はすべてオフにしましょう。LINEも特定のグループ通知だけオンにして、それ以外はサイレント設定にすると驚くほど静かな時間が増えます。
通知に反応して行動を決めるのではなく、自分のタイミングでスマホを見るという意識が重要です。
2. 寝室ではスマホを使わないルールを作る
就寝前のスマホ利用は、睡眠の質を著しく下げる要因です。
スマホの画面から出るブルーライトは脳を覚醒させ、メラトニンという睡眠ホルモンの分泌を妨げてしまいます。その結果、寝つきが悪くなったり、夜中に目が覚めてしまうことも。
理想は、寝室にはスマホを持ち込まないこと。難しい場合は、ベッドに入る30分前からスマホを触らないというルールを作ってみましょう。
その時間には読書や音楽、ストレッチ、アロマなどを取り入れることで、心身ともにリラックスした状態で眠りにつくことができます。
3. スクリーンタイムを可視化して、使用習慣を見直す
自分が1日でスマホをどれだけ使っているか、把握できていますか?
iPhoneには「スクリーンタイム」、Androidにも「デジタルウェルビーイング」といった機能があり、使用時間やアプリごとの利用状況を確認できます。
まずは自分の現状を「見える化」することから始めましょう。
多くの人が「SNSに2時間も使っていたの?」と驚き、そこから使用制限をかけたり、通知の削減を始めます。
使用時間が多いアプリには制限時間を設定したり、アイコンをホーム画面の2ページ目以降に移すなどの工夫も効果的です。
◎ スマホとの関係を“主従逆転”させないために
スマホは本来、私たちの生活を便利にするツールであるべき存在です。しかし気づかぬうちにスマホに振り回され、貴重な時間や集中力を奪われていることも少なくありません。
1日たった10分でも「スマホを見ない時間」を意識的に作ることで、脳と心がリフレッシュされ、生産性や幸福感にも良い影響が生まれます。
「デジタルと上手に距離をとること」も、これからの時代に欠かせないセルフケアの一つです。ぜひ今日から、できることから少しずつ取り入れてみてください。